WDC SE 1.30_220 制限事項

----- WebWorkBench DeveloperCafe,WebReportCafe共通の制限事項 -----

1.setBigDecimal()時の丸め込み
 WDCではDBのNUMBER(x,y)およびNUMERIC(x,y)のカラムを
 double型の内部変数にマッピングしています。

 したがって、doubleの制度を超える値の保持ができません。
 (有効桁数は15〜16桁となります。)

 例:
   NUMERIC(20)のカラムがあるときに
   setBigDecimal(i, new BigDecimal("12345678901234567890"));
  を行うと、値としては
   12345678901234567000
  が設定されます。


2.FLOAT型のカラム
 java.sql.Types.FLOAT型にマッピングされるカラムを使用している場合
 WDCでは jp.co.tenartni.data.Type.DOUBLE型にマッピングされます。
 従って、値の設定や取り出しには
 setFloat() や getFloat() を使用するのではなく、
 setDouble() や getDouble() を使用してください。

 尚、java.sql.Types.REAL型にマッピングされるカラムを使用している
 場合には、jp.co.tenartni.data.Type.FLOAT型にマッピングされます。
 こちらではsetFloat(), getFloat()が利用可能です。


3.PostgreSQL
  oid型のカラムが使用できません。oid型のカラムがjava.sql.Types.INTEGER型にマッピングされてしまう
  ためです。(PostgreSQL のJDBCの問題と思われます。)
  bytea型を使用してください。


4.Microsoft SQL Server 2000
 timestamp型のカラムが使用できません。timestamp型のカラムがjava.sql.Type.BINARY型にマッピング
 されてしまうためです。(SQL Server 2000 のJDBCの問題だと思われます。)
 datetime型を使用してください。


5.SQLの検索パラメーター名
 SQLパラメータ名に使用する文字は、半角の英数字およびアンダーバーと
 してください。これ以外の文字を使用した場合、WRCの計算式などが正常に
 動作しない恐れがあります。

5.NCHAR型
 NCHAR型は使用できません。
 DBの種類によっては、JDK6.0以上の環境でNCHAR型を使用するとエラーとなります。


----- WebWorkBench DeveloperCafeの制限事項 -----

1.一覧形式の入力
 一覧形式で入力を行う場合、Webブラウザから入力された値の順序通りに
 WDC側で値を取り出せなければなりません。

  - Webブラウザ - Webサーバー間に、ファイアーウォールなどの機器があり
   それがリクエストパラメーターの順序を入れ替えるような処理をしていた
   場合、正常に動作しません。

  - HttpServletRequest#getParameterValues(String name)メソッドにより
   入力された値を取得していますが、このメソッドがWebブラウザから受信
   した順序通りに入力値を返す必要があります。

  ※例:
    
    
   のような場合、
    HttpServletRequest#getParameterValues("a")
   は、{"a1", "a2"} を返さなければなりません。
   もしも、HttpServletRequest#getParameterValues(String name)が
   順序通りに入力値を返さないようなAPサーバーの場合は、
   一覧形式の入力を行わないなどの回避策を取ってください。


2.JDBCデータソース利用時のデータ取得
 JDBCデータソースを利用している場合、データ取得の際にAutoCommit=trueが
 適用されます。
 AutoCommitさせたくない場合は、DefaultActionのdoCustomProvide()内で
 Connection#setAutoCommit(false)を行ってください。


3.XMLDataReaderでのデータの読み込み
 Xercesを利用して長い文字列を読み込もうとすると、前方の文字列が読み飛ばされる場合があります。
 なお、XMLDataReaderクラスは、現在はWDC内部では使用されておりません。